署名活動と結果のご報告

神奈川県内では19もの市町村が、野良猫の去勢・不妊手術費用に対して１頭あたり2,000円から3,000円程度の補助金を交付してきました。しかし、残念ながら小田原市では補助金の交付はありませんでした。下記の地図の白い部分が補助金の交付のない地域です。

そこで、おだわらねこでは、平成26年12月の小田原市定例議会に提出すべく、２万名の署名を目標とし、平成26年4月1日より地域猫の去勢・不妊手術に対する補助金を行政に求める署名活動を行ってきました。

署名推移

・2014年12月 4日  10,822名様＋ネット署名：5,346名様

・2014年12月 1日  10,573名様＋ネット署名：5,337名様

・2014年11月27日  10,553名様＋ネット署名：5,333名様

・2014年11月24日  10,454名様＋ネット署名：5,327名様

・2014年11月15日  10,232名様＋ネット署名：5,303名様

・2014年11月9日　  9,755名様＋ネット署名：5,276名様

・2014年11月5日　  5,492名様＋ネット署名：5,263名様

・2014年11月3日      5,269名様＋ネット署名：5,258名様

・2014年10月29日    4,835名様＋ネット署名：5,245名様

・2014年9月30日　  3,946名様＋ネット署名：5,167名様

・2014年8月28日　  3,111名様＋ネット署名：4,918名様

・2014年7月30日　  2,230名様＋ネット署名：293名様

・2014年6月30日　  1,613名様

・2014年5月30日　  1,155名様

・2014年4月28日　     586名様

平成26年12月、ご協力いただきました署名とともに、小田原市の地域猫の去勢・不妊手術に対する補助金を求める陳情を小田原市に提出、平成26年12月5日の議会で審議され、賛成6名、反対2名で採択。平成26年12月11日の本議会で、賛成多数(反対5名)で、無事採択。

小田原市における地域猫の去勢・不妊手術への補助金制度が決定されました。

12月5日は、署名とともに提出した陳情に対し、27名の市議さんのうちの9名が参加し、質問をし（「おだわらねこ」代表・入内嶋が意見陳述をしました）、審査をし、補助金を出すことに賛成か、反対かを決める、大事な議会でした。

• 賛成多数：12月11日(木)の本会議(議場)で議員全員で採決。賛成多数なら、採択。
• 賛成少数：12月11日(木)の本会議で採決。賛成少数なら、不採択。
• 継続　　：次回の委員会へ持ち越し。

上記のような状況の中、市議さん9名のうち、賛成6名、反対2名、委員長１名と、賛成多数で12月5日は、採択されました。

12月11日(木)は、27名の市議さんのうち、議長1名、賛成21名、反対5名(新生クラブ:俵鋼太郎、誠和:大川裕、井上昌彦、加藤仁司、武松忠)の賛成多数で、無事採択、という結果となりました。

署名にご協力を頂いたたくさんの方々、傍聴にいらしてくださったたくさんの方々、「おだわらねこ」主催の講演にいらしてくださり意見を頂いたたくさんの方々、本当にありがとうございました。「おだわらねこ」に関わってくださったすべての方に感謝致します。

たくさんの傍聴に来てくださった皆様、署名に御協力してくださった皆様、本当にありがとうございました。

小田原市平成27年度予算案『野良猫の避妊・去勢手術の補助金』は、皆様のご協力を得て提出いたしました『署名・陳情書』の内容とは全く異なるものでした。

内容は…補助金を出す条件として、

小田原市内で保護した野良猫を自ら飼い猫として飼う場合に限り、1年間に1頭、オス2000円／メス3000円。

これは、『地域猫との共生』に効果的な制度とは言えません。むしろ陳情書を読んでもらえたのか疑問です…

ただ、これまで0だったものから大きな一歩を踏み出すことができたと感じています。

引き続き平成28年度以降も、「人と猫の共生」を目指し、助成制度への要望含め、TNR活動を行って参ります！！

変わらぬみなさまのご協力・ご指導をどうぞ宜しくお願い申し上げます。

小田原市の野良猫の避妊・去勢手術の補助金については、こちら小田原市のＨＰをご覧ください。

ーすべての地域猫が幸せに暮らせる小田原市へー